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◆更新(2019.07.25) 『労働法律旬報』に掲載! 全文PDFでUP ◆第3回目は2018年10月27日(土)午後13時~17時、都内:渋谷勤労福祉会館で開催された。 ◇テーマは「関西生コン労働組合運動と協同組合運動」 資本主義社会を超える経済体制と実現の戦略―「関生」運動を基礎に―生コン関連業種別ユニオン・連続講座第3回─ 報 告 津田直則(桃山学院大学名誉教授、大阪労働学校アソシエ・社会的連帯経済研究会代表) コメンテーター 木下武男(研究会運営委員・元昭和女子大教授)/鈴木和幸(NPO法人・クリーニング・カスタマーズサポート代表)/飯島信吾(研究会運営員) ◇『労働法律旬報』(2019年4月上旬号、1933号、旬報社、本体2,000円+税)誌に掲載された。 ◇更新(2019.07.25) ◇津田直則の「社会的連帯経済――ネットワークでめざす新たな社会構想」のページの紹介。 ◆更新(2019.07.28)
◆更新(2018.10.30)
◆更新(2018.07.17) PARTⅠ 分析・研究:「業種別職種別ユニオン運動」研究会運営委員長 木下武男(元昭和女子大学教授) ◆更新(2018.06.29) ◇木下武男著:『日本人の賃金』(平凡社、1999年08月)における分析 職能的労働者の領域では独自の賃金運動が求められます。同じ仕事給のなかでも、どちらかというと、アメリカ型の職務給ではなく、ヨーロッパ型の、技能水準や職歴による社会的格付けにもとづいて決まる協約賃金が目指されるべきでしょう。(中略) 第一は、団体交渉機構の確立を目指すことです。(中略) これは関西の例ですが、一九九八年の春闘で、大阪兵庫生コン経営者会と、労働五団体との共同交渉が、労使代表約三○○名の参加でもたれました。経営者会に加わっている企業は一二七社。一方、労働五団体は、全日本建設運輸連帯・関西地区生コン支部と、全国交通運輸労働組合総連合・生コン産業労働組合、運輸一般・関西地区生コン支部、全港湾、生コン産業関連労働組合です。 この経営側と労働組合側とが相互に相手を尊重しながら交渉のテーブルにつく、そのしくみを「団体交渉機構」といいます。経営側も複数の企業が参加し、労働組合側も複数の労働組合が参加しています。「基準の設定と規制」における労働力の値札をつける場が交渉機構」なのです。 ◇全文はPDF版へ。 ◆更新(2018.06.29) ◇木下武男著:『格差社会にいどむユニオン』(花伝社、2007年09月)における分析 2 産業別労働協約を実現した「産業別・職種別運動」型ユニオン (中略)ヨーロッパ水準の産業別労働協約は実現していないが、日本でも、最もヨーロッパ的水準に近い労働組合が存在する。さきの区分では産業別組合型個人加盟ユニオンに属する全日本運輸建設連帯労働組合・関西生コン支部である。日本において産業別あるいは職種別にユニオンを追求している労働組合を「産業別・職種別運動」型ユニオンと呼び、その典型例として、関西生コン支部の長期にわたる経験を紹介しょう。 * 関西生コン支部について、安田『告発-・逮捕劇の深層』と参考文献欄の【資料】に掲載した諸文献、および筆者の組合リーダーへのインタビューをもとに叙述した。なお、「産業別・職種別運動」型ユニオンは、実質的には、産業別組合・一般組合の運動であるが、のちに検討するように、日本的な特殊な条件を基盤にしていることと、「職種」を強調しなければならないことを考慮して、このような名称を用いた。 ◇全文はPDF版へ。 PARTⅡ 分析・研究:「業種別職種別ユニオン運動」研究会運営委員長 木下武男(元昭和女子大学教授) ◆更新(2018.06.29) ◇さまざまな労働関係誌面で「関西生コン」を分析――木下武男 業種別職種別ユニオンの構想◆特集Ⅲ 労働運動の新展開―ユニオン運動の模索―、木下武男、315号、2016年7月発行、日本労働弁護団の機関誌。 ◇全文はPDF版へ。 関生労組の歴史と日本労働運動の未来(上)/木下武男(元昭和女子大教授)、『コモンズ』(2016年4月17日)。◇全文はPDF版へ。 http://com21.jp/archives/12351 関生労組の歴史と日本労働運動の未来(下)/木下武男(元昭和女子大教授)、『コモンズ』(2016年5月9日)。 http://com21.jp/archives/12758 『変革のアソシエ』(24号)、◆連帯労組関西生コン支部の歴史と日本労働運動の未来 木下武男、2016年4月15日発行。【発売所】株式会社社会評論社。 ◇全文はPDF版へ。 『関西地区生コン支部 労働運動50年――その闘いの軌跡 共生・協同を求めて1965-2015)』、◆「関西地区生コン支部50年誌」編纂委員会、第2部 関生型労働運動の社会的意義 「産業別労働運動」を日本で切り開いた連帯労組関西生コン支部、木下武男、2015年10月17 日。 ◇全文はPDF版へ。 建設独占を揺がした139日―関西生コン労組のストライキが切り開いた地平 : 労働運動の現段階と業種別・職種別運動(特集 関西生コン闘争が切り拓く労働運動の新しい波)、木下 武男、『変革のアソシエ』(5号)、8―17、2011年1月。 ◇全文はPDF版へ。 ワーキングプアの貧困からの「離陸」――職種別ユニオン運動という選択肢(特集 貧困とたたかう)、木下 武男、世界(773)、132―138、2008年1月。 ◇全文はPDF版へ。 ◆更新(2018.07.17) PARTⅢ 熊沢誠:「社会的労働運動」としての連帯労組・関西地区生コン支部 (工事中)
◆更新(2018.07.05) PARTⅣ 関西生コン支部からの発信 (工事中) ◆関西生コン関連の主な単行本
武/建一 1942年鹿児島県徳之島生まれ。全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部執行委員長。中学卒業後、島内の商店に住み込みで働いていたが19歳で大阪に出てきて三生運輸元の共同組)に就職。1965年、関生支部の結成に参加し、初代委員長に就任。以来、同支部の発展・強化に尽力し、現在に至る ◇自伝的な「茨の道を踏み越えて~志ある者達を救いだそう!」(2005年)KU会出版 ホームページ上で閲覧できます。 http://www.kannama.com/danatutokusyu/ibaranomiti.htm 目 次 > 発刊にあたって > あいさつ > 武建一氏略歴 > 講演その1 「関西生コン50周年」 > 講演その2 「生コンユーザーフォーラム」 > 講演その3 「近畿生コン関連協同組合連合会設立記念シンポジウム」 > 特集記事1 「広域協組設立の背景と軌跡」 > 特集記事2 「2つの事件を結ぶ『地下茎』-JR尼崎脱線事故と権力弾圧-」 ◆武建一(関西地区生コン支部委員長)の主な著作・論文他 パネルディスカッション (シンポジウム 労働運動の歴史に学ぶ 木下武男・熊沢誠 熱き思いを語る 、木下 武男 、 熊沢 誠 、 武 建一、「職場の人権」 102号、 17―25、 2018―04 日本の労働組合の存在がいま問われている (シンポジウム 労働運動の歴史に学ぶ 木下武男・熊沢誠 熱き思いを語る) 、武 建一、「職場の人権」 102号、 1―3、 2018―04 弱肉強食から共生・協働へ : 同じ思いを横に繋ぐ (特集 社会的連帯経済 理論と実践) 、武 建一、「変革のアソシエ」 29号、 31―35、 2017―06 インタビュ― 大阪労働学校・アソシエは未来を担う仲間たちへの贈り物 (特集 大阪労働学校・アソシエ) 、武 建一 、「変革のアソシエ」 26号、 44―54、 2016―10 中小企業の協同組合化を労組が支援 業界秩序と労働条件守る (特集 不公正な取引の是正へ) 、武 建一、「月刊労働組合」 598号、 16―21、 2014―06 新しい社会を構想する 共生と協同をキ―ワ―ドに (特集 世界のとらえ方 なおし方) 、武 建一、「変革のアソシエ」 16号、 71―81、 2014―04 労働組合運動の課題と指針について (特集 変革のアソシエ第5回大会記念講演 「3・11」以降の日本 : 資本主義の危機と変革への展望) 、武 建一、「変革のアソシエ」 13号、 56―59、 2013―07 協同組合と労働組合の関係性をめぐって (特集 現場から考える協同組合論) 、武 建一、生田 あい [聞き手] 、「変革のアソシエ」 12号、 26―36、 2013―03 地域で社会的な労働運動と協同組合運動の合流を (特集 協同の力で復興を : 文明と社会の大転換を求めて)、武 建一、「変革のアソシエ」 9号、 18―20、 2012―07 協同組合の横のつながりを大切にして、町のあり方を考えるべき (震災復興と協同の力 そのとき現場はどう動いたか : 生協・農協・漁協・事業協・労働者協・労組・NGOからの証言) 、武 建一、「変革のアソシエ」 8号、 68―70、 2012―03 歴史の転換期に生きる〈関生〉46年の激闘 労働組合はいま何をなすべきか : 全日本建設運輸連帯労組・関西地区生コン支部 武建一委員長が語る (特集 福島の怒りを共有する)、武 建一、「序局 : 新自由主義と対決する総合雑誌 = worker's renaissance = 혁명 전야」、 ([1])、 122―151、 2011―11 警察・検察・裁判所の弾圧を跳ね返す7・17総決起集会における発言 関西生コン支部は、敵の攻撃に粘り強く不屈に闘うことで新たな挑戦をやりぬく、武 建一、「労働運動」 1号、 18―20、 2011―08 武建一連帯労組・関西地区生コン支部委員長に聞く 座して死を待つか、起って闘うか : 関西生コン関連業界の危機突破をかけ、われわれは全面ストライキに決起した (特集 建設独占を追い詰めた中小企業労働者の闘い : 四カ月の長期ストを打ち抜いた関西生コン闘争)、武 建一、「変革のアソシエ」 4号、 60―66、 2010―10 対談 基地の論理を民衆の戦いと文化で乗り越える (2010年6月、沖縄・徳之島からの発信)、山内 徳信・武 建一、「変革のアソシエ」3号、 37―39、 2010―07 政権交代と今後の展望 : 「変革のアソシエ」発足記念関西シンポジウム (特集 政権交代と日米安保)、本山 美彦・武 建一・田淵 太一 [コ―ディネ―タ―] 、「変革のアソシエ」 1号、 17―45、 2010―01 中小企業と協同し、背景資本を撃つ (「変革のアソシエ」発足記念講演とシンポジウム 資本主義の危機と変革への希望) ―― (第二部 わたしの戦略・戦術) 、武 建一、「変革のアソシエ」 [0] 号、 26―30、 2009―09 労働運動の可能性 貧困=格差を乗り越える労働運動――関西生コン支部とたたかいの四〇年 (特集 貧困とたたかう)、武 建一、「世界」 773号、 139―147、 2008―01 武委員長に実刑判決を下した大阪地裁を怒りを込めて糾弾する――関西地区生コン支部事件の不当判決に対する抗議声明、長谷川 武久・戸田 ひさよし・武 建一、「交流センタ―」 18(2)、 22―23、 2007―02 書評 武建一・脇田憲一『労働運動再生の地鳴りがきこえる』、植村 邦、「労働運動研究」 397号、 87―89、 2006―04 全日建関西生コン支部 業界団体との交渉・協約締結の法制整備推進 (特集 日本における労使協議制の課題) ―― (単組編)、武 建一、「経営民主主義」 2号、 42―46、 1996―04 関西生コン労働組合運動の歴史と到達点――業種別支部型労働組合運動が切り開いたもの (新しい労働組合運動の模索―2―他人の痛みはわが痛み)、武 建一、「賃金と社会保障」 847号、 p8―23、 1982―08―10 生コン労働者の共同雇用要求の意義――大阪府に中小生コンへの優先発注要求、武 建一、「総評調査月報」 10(3)、 p23―26、 1976―03 [出所]Ciniiについて(学術コンテンツサービス サポート) https://ci.nii.ac.jp/search?q=%E6%AD%A6%E5%BB%BA%E4%B8%80&range=0&count=20&sortorder=1&type=0 ◇全日建連帯労組 関西生コン支部 〒550-0021 大阪市西区川口2-4-28 TEL 06-6583-5546 FAX 06-6583-5547 http://www.kannama.com/index.html ◇≪ニュース一覧(過去記事)≫ http://www.kannama.com/ichiran.htm ◇関西生コン支部の機関紙:『くさり』各号のページ http://www.kannama.com/kusari/kusari_2018.html ◇生コン支部の「出版書籍・関連書籍」一覧 http://www.kannama.com/news/news2010/10.5.22/syoseki.html ◆更新(2018.06.29) PARTⅤ 論点:関西生コン支部型労働組合運動をめぐって (工事中) ◇仲村実さん(管理職ユニオン・関西書記長)の問題提起 ◆『労働組合で社会を変える』管理職ユニオン・関西の仲村実書記長(「コモンズ」、2015.6.10-7.10号)、*レイバーネットMLから http://www.labornetjp.org/news/2015/1437831199201staff01 ◆木下武男さんの問題提起を受けて学習会――関西管理職ユニオン、2013年6月22日~23日 14.07.14、FACE、vol198、2012.09.14(上)~FACE、vol199、2012.10.12(下) 労働者の現状と管理職ユニオンの方向性、仲村書記長、2013年6月22日~23日高野山清浄心院にて、関西管理職ユニオン――関西生コン(木下武男報告)、全港湾の運動から学ぶ。 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/kinoshita/140714kannsai_1.pdf http://e-kyodo.sakura.ne.jp/kinoshita/140714kannsai_2.pdf ◆紹介:『リストラと闘う管理職ユニオン 労働運動の新時代を拓く』(仲村実[管理職ユニオン関西書記長]著、2003年4月、エビック) 2018.06.30 ◆「生コン関連業種別ユニオン連続講座」を開きます。(図版をクリックしてください、PDF版へ) ◇連合会館 ▽どなたでも参加できます。 ◆参加希望の方は、当日の資料配布数もあり、メールでお問い合わせください: ikedaikkei3アット<アットを@に>gmail.com ◆更新(2018.09.10) PARTⅥ 「社会的連帯経済―ネットワークでめざす新たな社会構想――津田直則のホームページです」に以下のページがUPされました (2022年8月1日現在、このサイトは先生の都合で、ダウンしています。)。 搾取と闘う社会変革の闘士たち(2018年9月10日 追加・更新) 搾取と闘う社会変革の戦士たち 日本資本主義の縮図ともいうべき物語があります。それは第二次大戦後生まれた建設業界の中の生コンクリート業界において、大企業に搾取されている中小企業経営者とそこで働く労働者たちが搾取と闘ってきた50年以上にわたる物語です。しかもこの物語は、資本主義の矛盾を克服していく労働組合戦略を生み出した戦士とそのリーダー武建一の物語でもあります。しかし正義のために命をかけて闘ってきた彼の生き方は真実を知らない多くの人たちから誤解を受けてきました。彼の闘いは、搾取の根源である大企業資本との闘いだけではなく、それと一体となった検察、暴力団その他の右翼、更には彼を裏切った共産党等との闘いでもあります。以下では彼の聡明な頭脳とそこから生み出された日本の未来を切り開く戦略について説明いたします。彼の支持者は全国に広がってきています。 生コン業界の構造的特徴 まず最初に説明すべきは生コン業界の構造です。生コンクリート業界は第二次大戦後に生まれた業界ですが、1960年代以降の高度成長期以降の姿は以下のようでありました。中小企業の集まりである生コン生産企業は、大企業からセメントを仕入れ、それを原料として工場でいわゆる生コンクリートを生産し、ミキサー車に積んで建設現場に運び、建設企業であるゼネコン大企業に納品していましたが、セメント大企業とゼネコンという大企業の間に挟まれていたために、セメント企業からはセメントを売りたたかれ、ゼネコンからは生コンを買いたたかれ、大企業に対しては公正な取引は望めない構造的な弱さをもっていました。またそこで働く労働者はこのような環境下の経営者から搾取され、劣悪な環境で暴力団が管理していたことが常態であったのです。1年の内で休暇は正月3日のみ、残業は月300時間という恐ろしい業界で、労働者はいわば大企業からの搾取と経営者からの搾取という二重の搾取を受けていたのです。 連帯労組の戦略と成果 次に生コン業界の労働組合が立てた戦略に移ります。この生コン業界労働組合のリーダーが武健一です。彼は奄美諸島の徳之島から大阪の生コン業界に就職した中卒の若者でしたが、業界の劣悪な労働条件や不当な解雇などに反対し強い正義感と洞察力からから次第に労働組合のリーダーとして頭角を現していきます。 彼が企てた戦略は、業界の構造を見抜いたうえで、生コン経営者にも労働者にもプラスとなる戦略で、今日多くの労使関係論研究者や運動家が支持し始めているものです。彼の戦略は2つの重要な項目に分けることができます。 戦略の第1は、労働者が競争し合って賃金を引き下げていることに注目し、企業別ではなく職種別で交渉して同一労働同一賃金という目標を立てたことです。つまり企業段階の労働組合ではなく産業段階の労働組合のみに労使交渉の決定権をもつように変えていったのです。この統一交渉という方法によって労働者が互いに競争して不利な結果に陥ることを防いだわけです。 武健一の戦略の第2は、中小企業経営者が大企業から搾取されている実態に注目し、労働組合との協力関係を呼びかけたことです。方法としては、事業協同組合を設立してこれにより大企業と交渉し、経営者同士が競争し合って不利な結果にならないようにしたことです。この2つの戦略は大阪を中心とした近畿二府四県に広がりました。労働組合は連帯労組の生コン支部という形態で統一し、使用者の協同組合は広域協同組合(広域協組)という形態で統一するに至りました。目標を実現する手段はストライキです。生コン業界がストライキをすると現場の建設は完全にストップしてしまいます。生コンは遠方から運べない技術的性格を持っているからです。 ただこのストライキという手段は、大企業の背景にいる総資本との命がけの闘争でありました。それは大企業が右翼や暴力団や検察を使って力づくで闘いを挑んでくるからです。欧州では産業別労働組合による交渉やストライキは普通です。ストライキをしたために逮捕されることもありません。しかし日本では労働組合には闘う力は殆どありません。労働組合は欧州や米国と違い企業内組合であり、経営側に遠慮してストライキのような強い手段はとらなくなってしまいました。生コン業界のようなストライキをすると、検察は力づくで犯罪をでっちあげ逮捕するのです。国家権力は大企業とは国会議員を通じて密接に結びついています。またセメント大企業の息のかかった生コン経営者がアウトサイダーとして連帯組織の戦略をつぶしにかかってきます。連合などの労働組合は関生連帯労組のような闘う労働組合には味方してくれません。日本の労働組合は搾取されている労働者を救う力は殆どなくなってしまったというのが現状です。その意味で生コン業界の連帯労組は弱い者の味方をしている正義感の強い闘う労働組合だといえるでしょう。日本企業の99%以上が中小企業です。2000万人以上の非正規労働者がいる日本資本主義を変革する先頭に立っているのが生コン業界の連帯労組です。 2018年8月28日に武健一連帯労組委員長並びに数名の仲間が滋賀県警によって逮捕されました。ゼネコン大企業に対抗して弱小の中小企業経営者が協同組合を組織し、対等取引を行う行為を「恐喝」とでっちあげたのです。不当弾圧に対する抗議声明が各地で出されています。以下の下線をクリックすれば文章がでてきます。 各地での抗議声明 連帯ユニオン抗議声明 管理職ユニオン関西機関紙『New FACE』での転載 大阪労働学校アソシエによる抗議声明 専門家の評価 労使関係の研究者たちはどのように評価しているでしょうか。例えば、労使関係の専門家である木下武男元昭和女子大学教授及び浅見和彦専修大学教授は関生連帯労組の戦略を高く評価しています。それは以下の2人の討論並びに木下論文を読めば理解できるでしょう。 浅見和彦・木下武男討論(2015/10))「次世代の業種別ユニオンー労働組合再生の方向性」『POSSE』Vol.28. 木下武男(2016/7)「業種別職種別ユニオンの構想」『季刊・労働者の権利』Vol.315. 以上の浅見・木下両氏の考えは、日本で2000万人にも達する非正規労働者を救う道は、各地に生まれている業種別・職種別ユニオンを拡大してジェネラルユニオンとして育てる道であり、その先駆的労働組合が関西の生コン連帯労組であるというものです。業種別職種別ユニオン運動については次のサイトをご覧ください。 「業種別職種別ユニオン」運動の研究会HP-TOP また関生連帯労組委員長武健一と研究者たちとの討論会の模様は以下をご覧ください。 熊沢誠・木下武男・武健一による特別シンポジウム(2018/8)『コモンズ』121号 連帯労組は東京での研究者や業種別職種別ユニオン研究会などの仲間によって業種別ユニオン連続講座を開催することになりました。第1回は2018年8月新御茶ノ水・連合会館にて開催されました。その模様は以下のサイトをご覧ください。 連合会館での業種別ユニオン連続講座第1回目の模様
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編集人:飯島信吾 ブログ:ある編集者のブログ 企画・制作:インターネット事業団のホームページ 現代労働組合研究会のホームページ インターネット事業団(本メールにご連絡ください) UP 2017年09月07日 更新 2018年10月18日 更新 2018年10月19日 更新 2018年10月20日 更新 2018年10月30日 更新 2019年07月25日 更新 2019年07月28日 更新 2020年07月26日 |
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