本文へスキップ

「業種や職種を軸に、労働者を広く結集し、業界を相手に労働条件の向上を求めていく運動」を研究。

  









      

      ◆UP(2019.12.20)◆更新(2019.12.20)




 


◇・と き:2019年12月14日(土)午後1時半〜5時
 ・ところ:ワイム貸会議室市ヶ谷
     【アクセス】JR総武線「市ヶ谷駅」徒歩5分
     東京メトロ有楽町線・南北線「市ヶ谷駅」7番出口 徒歩3分
     東京都新宿区市谷本村町3-26 ホワイトレジデンス1F
          HP: waim-group.co.jp/space/ichigaya/

 ・参加費:500円(研究会員は無料)

◆当日のプログラム
 
  報告者1:「コンビニオーナーのユニオン運動の展開」
      吉村 英二(コンビニ加盟店ユニオン執行委員)

      吉村さんの応援で一言メッセージ:高中隆幸さん(ファミリーマート四街道駅北口店 他 店長・店長・オーナー)

      「コンビニ加盟店ユニオンのHP」

  報告者2:「名ばかり管理職」との闘いを経て、いま「ローソンストア100」で働いて 清水 文美(首都圏青年ユニオン)

  報告者3:コンビ二FC問題での取り組み状況と見えてきた課題 青木耕太郎(ブラックバイトユニオン 執行委員)
  
  コメンテーター:北健一(ジャーナリスト)、共著に『コンビニオーナーになってはいけない』(旬報社)   

[司 会]:原田仁希(首都圏青年ユニオン委員長)
  

開会のあいさつ:木下武男(研究会代表)


  






     ◆第7回例会の報告 その1 
   コンビニオーナーのユニオン運動の展開
     
  [報告者] 吉村英二(コンビニ加盟店ユニオン執行委員、セブン  イレブン江東亀戸2丁目店オーナー)






  ① コンビニ加盟店ユニオン設立経緯
 
  2000年初め。 PC上でセブンイレブン加盟者によるブログ《通称「山縣ブログ」にて現役コンビニオーナー.店長多数が集い日夜盛り上がる。話題はコンビニ特殊会計、見切り、他理不尽な業務押し付け等。
 20009年6月。公正取引委員会による「見切り妨害排除処置命令」がセブンイレブン・ジャパンに対し発令。
 2009年8月。コンビニ加盟店ユニオン発足。 
       議員会館内にて当時の「山縣ブログ」の参加オーナーが60~70名集合しユニオンとして発足。
 2009年11月。 参議院会館第一会議室にて院内集会開催。多くの国会議員の賛同を得る。
  基本理念
  1、加盟店の連携
  2,「フランチャイズ法」制定推進
  3、「団体交渉」による労働条件の改善
 2014年3月。 セブンイレブン.ジャパンに対して岡山県労働委員会同年4月。ファミリィーマートに対して東京都労働委員会は「団体交渉申し入れに応ず」の命令害公布。
 2019年3月。 中央労働委員会は当ユニオンは労働組合と認めずも「不当労働行為(団体交渉申し入れ拒否)救済申し立て」命令を棄却。
 2019年9月。 中央労働委員会.厚生省に対して東京地方裁判所に上記判決の取り消しを求め行政訴訟提出。


 ② コンビニ問題の根源


 まず、「情報をとる」ことを怠っている。「情報をとる」という事は繋がっていくということ。オーナー同士、アルバイトやパートさん、さらに議員さん、弁護士、マスメディア 他業種、お客さんや世論まで広げる。

(以下、全文はPDFへ)










   ③ 現実の今あるコンビニ問題

 A,コンビニ特殊会計と異常な利益分配。
 B,24時間365日営業の非効率さ。
 C,異常廃棄
 D,働き手がいない。



 
  「コンビニ加盟店ユニオンのHP」
   
         
  
     

    

 ◆第7回例会の報告 その1 飛び入り参加 
   吉村さんの応援で一言メッセージ:高中隆行さん(ファミリーマート四街道駅北口店他 店長)
  
  

     
   (左をクリックしてfacebookへ)
   
     

 ◆第7回例会の報告 その2 

   「名ばかり管理職」との闘いを経て、いま「ローソンストア100」で働いて
   
  [報告] 清水 文美 (しみず ふみよし)
     
  経歴
1998年 高校卒業 その後 フリーターを8年経験
2006年 (株)九九プラス(現 ローソンストア100) 正社員として入社
2007年 過労によるうつ病のため休職 (首都圏青年ユニオン加入)
2008年 残業代求め裁判(2011年 勝利判決) 同年 立川労基署が『労働災害を認定』
2013年 復職  現在 ローソンストア100 八王子万町店勤務
  
  
    (左をクリックしてください)

     
 


 ◆第7回例会の報告 その3 
   コンビ二FC問題での取り組み状況と見えてきた課題
   
  [報告] 青木耕太郎(ブラックバイトユニオン 執行委員)




 1、コンビ二FCのアルバイト・パート従業員

 
 ■コンピニFCアルバイトの相談内容
・長時間のシフトを強いられる
・休みが取れず学業に差しさわる。1日当たり15~30分の賃金が切り捨てられて支払われない
・レジの違算金を自腹で支払わせられる
・お歳暮、恵方巻、ケーキ、おでんなどに販売ノルマが課せられ自腹購入させられる
・退職したいのに退職させてくれない
・有給休暇を取らせてくれない
■サンクスFCの高校生アルバイトの団体交渉のケース
・埼玉県内で4店舗を経営しているFCオーナー。
・レジの違算金の自腹負担と給料の15分単位での切り捨てという問題があった。
・一人の高校生がユニオンに加入し団体交渉を申し入れた。
・交渉で、オーナーが独自に15分未満の賃金を切り捨てていたのではなく、コンピニ本部の勤怠管理システムが、15分未満の賃金切り捨てを選択できるようにしていたことが判明。
・オーナーとしては経営が苦しく15分未満の賃金切り捨てを選択してしまったよう。オーナーも深夜帯にシフトに入る「労働者」でもあった。
・ユニオンはコンビニ本部へ申し入れをし、15分未満の賃金を切り捨てを可能にする勤怠管理システムを改善するように要求し、本部がこの点については改善に動く結果となった。
・当該FCオーナーもレジの違算金の自腹負担と給料の15分単位での切り捨ての非を認めて、従業員全員に返金し、今後は1分単位での賃金計算をすると約束した。
■その他の団体交渉ケース
・セブンイレブンFCでは、研修期間中の賃金不払いとパワハラがあって、団体交渉を申入れ、謝罪と未払い賃金の支払いを約束した。
・ファミリーマートFCでは、無給の研修、求人詐欺(勤務地が異なる.時給が異なる)を理由に退職したところ、有期雇用(3年)を理由に損害賠償請求をされた。この有期雇用十損害賠償請求の脅しを考えたのは店長で、その店長は人手不足のため1日16時間労働をしていた。団体交渉により損害賠償請求を取り下げさせた。
 

 2、コンビ二FCの正社員

 
 ■コンピニFC正社員の相談内容
・長時間労働、休日を取れない、休憩を取れない
・残業代不払い、名ばかり管理職
.厳しいノルマと自腹営業
■ローソンFCの正社員の団体交渉のケース
・ローソンのFC店舗の正社員からの相談。
、社会保険未加入、休日は2週に1日、7時から22時までの勤務。休憩ほぼ無し。
・残業代が一切支払われていなかった。「名ばかり店長」。
.厳しいノルマ。おでんなどの「自爆営業」も。
・多店舗経営促進、マネジメントオーナー制度など、ローソンの戦略に位置づけられる。
・うつ病をり患し診断書が出ても休職できず、最終的には倒れてしまった。
・団体交渉で解決。



 3、コンビ二FC店舗のオーナー

 
 ■コンピニFCオーナーの相談内容
・長時間過酷勤務。休めない。24時間営業を見直したい。時短したい。
・閉店・廃業したいが違約金を請求されるため、閉店・廃業できない。
・ロイヤリティが高く店舗に利益が残らない。赤字。生活できない。
■ローソンFCのオーナーの「団体交渉」のケース
・埼玉県内で1店舗経営。
・6年間で休日は1日だけ。夫婦で月間650時間労働。実収入は30万円強。

・家計は赤字で貯金を切り崩し借金するまでに。
・うつ状態との診断を受けて、廃業を打診したところ、違約金支払いが必要と言われた。
・このまま経営を継続することも、廃業することもできず、ユニオンに相談。
・24時間営業見直し、ロイヤリティの変更、「支援金」の増額、違約金免除を求めて申入れ。
・本部は、24時間見直しの条件として3%ロイヤリティを引き上げ(月10万円程度)を提
示したため、時短はできなかった。
・他方で、本部は、違約金の廃止と在庫商品の買い取りという条件を出し、その提案に応じ
る形で廃業を選択した。



 4、コンピニFCの留学生アルバイト従業員

 
■コンピニFC留学生アルバイトの置かれている状況
・コンビニで働いている外国人スタッフは、大手3社だけで5万5000人超え。
・ローソンではベトナム人留学予定者に現地でコンビニで働く研修を実施。
・ブローカー等への多額の借金、週28時間超え就労で違法のため「権利主張」が困難。
.日本人アルバイトと同様の問題(長時間シフト、学業への支障、15~30分の賃金切り捨て、レジの違算金を補填など)にも直面。
■セブンイレブンFCの留学生アルバイトの団体交渉のケース
・中国人留学生、日本語学校在学。
・賃金が15分単位で切り捨てられている。
・研修期間中の賃金が未払い。
・会社都合の休業でも無給。前日などに店長から来なくていいと言われる。
・トイレに行ったら「15分」分の罰金を取られる。
・商品を落としたら自腹で買い取り。500円以上のレジ違算があれば補填させられる。
・欠勤する場合は、自分で代わりのバイトを探すよう言われている。
・団交で解決。レジ違算金の返還と廃止、15分単位切り捨て分の支払いと廃止、未払いだった休業手当の支払いと今後の支払い、トイレ罰金の廃止、商品の自腹購入の廃止。

 5、見えてきた課題と解決策

・学生バイト、正社員、オーナー、留学生バイトに共通する過酷労働の原因は「人手不足」。
・本部に偏った利益配分のため、オーナーは人件費を削るほかないため「人手不足」になる。
、この「人手不足」を悪化させているのが、本部が強要する24時間営業。
・オーナー自身の過重労働か、従業員のブラック労働か、その両方か、にならざるを得ないのが現行のコンビ二FCシステム。
・オーナーと従業員が対立するのではなく、学生バイト・主婦パート、正社員、オーナー、
留学生バイトが連帯して、FC店舗への利益還元と24時間営業の見直しを要求すべき。
.FC店舗にお金があれば、バイト・正社員・オーナーの全員の労働条件を改善させて、コンビニの就労希望者を増やし、「人手不足」を解消することができる。
★ブラックバイトユニオンは、2019年3月8日に、以下のブログ発信をしました。
【声を上げたオーナー店長やコンビニ加盟店ユニオンを支持します ~学生バイトの私たちもオーナー店長の労働条件を改善してほしい。】

https://note.com/sguion/n/n2d1c16124f62





 

   (2019.12.20)
   
  
     
   (左をクリックして下さい)
        
◆第7回例会のコメント
   「報告はいずれも秀逸でした」とFacebookで発信中!
    
  
     北健一(ジャーナリスト)
    
        (左をクリックしてfacebookへ)
   
     

   
      
   



 


編集人:飯島信吾
ブログ:ある編集者のブログ
企画・制作:インターネット事業団のホームページ
      現代労働組合研究会のホームページ
      インターネット事業団(本メールにご連絡ください)

UP 2019年12月21日
更新 2019年12月21日